アニメ 十二国記

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最近、いい年こいてアニメをよく見るようになってしまった。
しかし、最近の日本アニメはすばらしい。CGバリバリのくだらないアメリカ映画を見るより価値がある。
といことで今週土日は、家を一歩も出ずアニメ 十二国記を見たのである。
(選挙は行きましたが)
アニメ 十二国記とは某NHKで放映された三国志風ファンタジーアニメである。
知り合いがDVDを貸してくれるというのでとりあえず借りてみる。
お目目きらきらキャラや変な怪物キャラがいっぱい出てくるアニメというのであまり乗り気ではなかったが、見始めるとこれが止まらない。
細かい世界観や複雑な舞台設定。個性のはっきりした各キャラクター。
それだけならただのオタク系アニメと思いさほどはまらなかっただろうが、
そこには人の生きるべき知恵が詰まっていた。
あえて、内容については書かないが。
人の汚さや、その割り切り方。考え方をといている。
このアニメがターゲットとするのは中学生から高校生あたりの学生なのかもしれないが、これはぜひ人間関係にあえいでいる人、特に微妙な時期である30代前後の方にもお勧めする。
舞台こそ異次元のファンタジーではあるが内容としては現世の中で起こる、裏切りやねたみ、他者への配慮や組織の統率。いろんな意味で誰もがぶち当たる事例をうまく物語の中に取り込んでいる。
原作は小説らしいがおそらく原作者もしくは脚本家自身いろんな経験、思いをもってつづったものであろうと思いがした。久々に感動を感じることができた。
しかしながら、全45話 x 30分、実に22時間半、また設定上の名称や仕組みが複雑であるので理解するだけでも一苦労である。見てみたいという方はぜひゆっくりと時間をかけて見ることをおすすめる。
それを一気に見た私は疲労困憊である。そんな見かたは「シロウトニハオススメデキナイ」のである。

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