前回までのあらすじ
>超ド級の素人であり、教えられる立場にも関らず態度がLLラージな輩である。
>「わからん、忘れた、教え方が悪い。」
>などといわれた日には、もうね、ブチ切れですよ!!
前回は超初心者だったが今回は初心者と呼ばれるのを嫌う、やや初心者にスポット当ててみよう。
彼らの行動パターンは大きく2パターンに分別できる。
プライド重視型は自分は中級者であり、初心者ではないと感じているのであろう、断るごとに
「あーそれね、しってる、しってる。それはいいからこれ、」
との賜る。会話の中からその人の実力を読み取り、プライドを傷つけないように、説明するのが得策である。
顔色を見ながらムッとすれば説明を省き、え?っという驚きを見せるところは重点的に教えていくのである。
また、何事にも謙虚型は、知ってることも知らないことも大きくうなづき「なるほど」「すごいね」を連呼する。が、時々こちらが馬鹿にされているような気分にドーンと落とされることがある。
また、自信がないからか、知ってる情報まで隠そうとするために、こちらが問題にはまり込む可能性が大きい。
教える立場からすると、初対面の人のコンピュータ知識の深さを見定める術はない。
やや初心者ぐらいの実力になると、びっくりするようなミスを連発してくれるのである。
たとえば、5年ほど前、母親から、
「知り合いの”美人な娘さん”がパソコン買ったんだけどプリントできない!っていってるからいってあげて。」
との言葉に喜び勇んでいった物の、言った先には”美人な娘さん”は不在であり、チョット頭の上部が寂しい感じのお父さんが迎えてくれた。
「俺は会社でも結構パソコン使ってるし、みんなのパソコンの設定もぜーんぶやってるんだ。でもプリントできない。これは難解だ」とのこと。
「プリンタの設定は万全!」と言い張るので、ドライバやケーブルの状態を見てみるが異常はない。
アプリケーションの動きがおかしいというので、動作チェックしてみたが特に問題はない。
印刷してみても確かに紙はリリースされるのだが一向に印字されない。
ん~、わからん?2時間ほど悩んだ挙句、プリンタのふたを開けてみると不可思議なビニールがインクボトルについている。
「これって、開封してないでしょ。」
沈黙のあと、なぜか会席料理をおごってくれることに。
さらに「うちの娘の婿に来てくれ。」だそうだ。
ん~、恐ろしい。
その半年後、美人な娘さんは結婚され、子供もできて幸せな家庭を築いたそうじゃ。めでたしめでたし。
つづく。
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