少年心を刺激する魅惑のマレーナ

マレーナ
マレーナ
[ストーリー]
見つめるだけで、あなたを守るつもりだった……。
私がマレーナに初めて会ったのは、戦争が始まってまもない1940年の晩春、12歳半の時だった。シチリア島の眠ったような漁村カステルクトの、長く続く海岸通り。その日、私は初めて自分の自転車を手にし、年長の悪ガキたちと並んで,彼らの密やかな楽しみ、村で一番美しい女マレーナを見る儀式に参加したのだった。
「この映画を観たすべての女性に、映画を観た後こんなことを考えて欲しい……“私もこんなに愛されたことがあったのだろうか。しかも、そのことを気付かないままに……”」と監督弁。
監督・脚本は『ニュー・シネマ・パラダイス』(89)『海の上のピアニスト』(99)のジュゼッペ・トルナトーレ。
この人の書く話は昔の自分、少年だったころの心を忘れるな!といってるように見える。
ニューシネマパラダイスでは何も知らない少年とその祖父の心情を心温かく表現していたが。
マレーナでは多感な時期にくりひろられる馬鹿げた行動や、妄想。世の男性が歩んできた葛藤と挫折。
そしてかなわぬ恋への憧れ。などがおかしく、かなしく、切なくつずられテいる。
ぜひとも女性に見てもらいたい。男がこんな少年期を過ごし苦しんでいるということをしってほしい。
再確認の意味でも男性も見るべし。腹がよじれるほど笑える事請け合い。
ほろりとなるラストシーンに少年は何を感じたのだろう。
主演のモニカ・ベルッチはこの映画後、ハリウッドに進出。
マトリックス等にも出演している。
ウ~ん、セクシー~!

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