結構色んな相談を受けますが、
大体多いのが、精神的な話と、マルチ商法と借金の返済。
で、最近相談にのって良かったのが、サラ金がらみの話。
もう返済ができない!と言われても「びた一文を貸しません。」を通してきた私。
まてよそういえば、テレビや雑誌でやってた「グレーゾーン金利と過払い問題」。
ネットでちょこっと調べてみた。
サラ金の金利は15%~29.2%の年利計算と言われていますが、
はっきりしない、これがグレーゾーン金利です。
上限29.2%は出資法の定める最高金利。
下限15%は利息制限法の定める金利。
闇金などで29,2%以上の金利をとられている場合は、違法金利ですので契約不履行となり法的には全額返す必要がありません。
が、サラ金のグレーゾーン金利、サラ金と書きましたが、一般の銀行カードやクレジットキャッシングでも出資法の定める範囲がギリギリ法的内となります。
今回取った方法は、借金を減らす、もしくはなくす事を目的に、「過払い請求」をしてみました。
現状、24.3%(年利)で取られていたようなので、法定金利に直してみます。
法定金利とは、利息制限法で示されている金利(10万以下年20%、10万以上年18%、50万以上15%)です。
最高裁が2006年1月、みなし弁済として判断を出したことにより、これ以上の金利は違法な金利であると、判断したため貸して側は返還に応じなければならない状況になりました。
それを、するために司法書士の方に頼み、書類を先方に送ってもらいました。
2週間後、素直に過去十年前までの取引した明細を受け取り、過払い金を算出。130万円程度の過払い金の返還の示談までもっていけました。
やれやれ。
一応書いておきますが、返済期日より10年が時効となるようです。
今まさに苦しんでる人、過去に苦しんだ人、10年以内ならお金帰ってきますよ~。
ただし、相手によっては調停に持ってくる可能性もありますが、自分で行ってもほぼ勝てるようだと、司法書士の方も言っておりました。
にしても、非常に腹立たしいのは、「過払い」説明は貸して側から当然一切なし。
また、知らない人には法定金利以上で未だに貸付を行っている業者。
腐ってます。
なんでそんな事になるのかは、利息制限法に罰則規定がないからだそうです。
罰則規定がないので、わかんないヤツからはそのまま、利息いただきまっせ~。
あと言ってこないと過去のお金もかえしませんで~。
とは…。
腹立たしい。
でもね、業者が過払い請求を拒むと金融庁から営業停止の通達を受けるので、
請求してきた人にはスムージーな対応をしてくれます。(業務停止になった業者のニュース)
スムージーじゃなかったら、慰謝料も請求できます。
あ、あと、ブラックリストとか気にする人がいますが、銀行系、クレジット系、サラ金系など,
リストは存在するけれど「過払い請求」についてはほとんど残らない上に、それぞれのリストに連携関係はあまりないとの事。
困った人に出会ったら、教えてあげてね。
しって徳はしないけど、損しないお話でした。
以上。
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