怖いイメージ

よく怖いといわれます。
怖くないんです。
今は…。いや、今も…。
おしゃべりですし。
昔のことは忘れているものだと。
人と話していると、いろんな事を思い出してきて、思わず笑ってしまう。
十九、二十の頃はよく喧嘩をしていたもので、
口げんかではなくて、体を張った喧嘩。
今思えば血の気が多すぎるから献血でもして抜いてもらえばよかったのかと。
入学してやっと大学になれた頃。
なぜか構内で眼をつけたといちゃもんをつけてきた兄ちゃんたち。
まがいなりにも大学生。
まさか構内でそんなことを言われるとは。
トイレでタイマン勝負。
構えもままならないうちに鼻先にパンチを食らわし、鼻血がドバット。
その後間髪いれずに鼻先にトゥーキック。
便所のタイルは血だらけ。
意識は飛んでぐったりしてる。
俺。
気づけばトイレの床に血だらけになって気絶していた。
なんとも初戦は情けない黒星。
顔面は二倍にふくらみ鼻は若干曲がっていた。
しばらくしての二戦目、偶然見つけたヤツに胸ぐらつかんで、落とし前。
と思ったがえらく反省してたので、とりあえず許してやる。
とおもったら、えらく仲良くなってしまった。
二車線道路で偶然目が合った二人。
車から降りて来いといわれ、なんでしょかとばかり道に出る。
二台の車を残し乱闘。
同乗していた、奥さんらしき人が大声で一発。
「あんたらなにしょんなら!もうやめれい!」
正気にもどれば青信号。
1キロ以上渋滞が発生しているのを見て一時停戦。
そのご、奥さんに二人して叱られた。
ん?なんで俺が叱られるのか????
ガソリンスタンドでバイト中。
年端も行かない柄の悪い子ヤンキーが来店。
態度が悪いと、指摘を受ける。
すいませんでは許してもらえず、土下座をしろと。
所長のほうを見ると、なぜが土下座のゼスチャーをしている。
めんどくさいので、土下座をした。とその頭の上に足を置かれた瞬間、
何かが切れる音がした。
客であろうがなんであろうが限度をわきまえない小僧の胸ぐらをつかむ。
「おい。こら~!!!!」
予想外に連れが多く電話でさらに仲間を呼び寄せる。
でも、ガソリンスタンド社員やバイトは、止めるどころか、さっさと退散。
ガラス越しに様子を伺っているしまつ。
1対20。がきんちょとはいえ20人を相手できるはずもなく無茶くそな状態。
新しいお客さんも入ってこれないパニック状態。
しばらくの乱闘後、サイレンとともにパトカーが5台ほど。
顔は血だらけ、ユニフォームーはづたぼろ。
そして所長からは…。
「よく耐えた」
え?
その後、なぜかちょっとだけ伝説になってたらしい。
パチンコ屋で方が触れたチンピラな兄ちゃん。
というか、絶対わざと。
いちゃもんをつけてくるが、完全に無視。
去り際に、「このもんもんが見えんのか!」
というので、もんもんをつねってやった。
玉はでないしもう帰ろうと車に乗り込み出口へ。
とおもったら、私の前に横付けしてくる大型外車。
降りてきて一言。
「お前は(*1)チーマーかー???」
違うよというとなぜかおとなしく帰っていってしまった。
彼の求めていたものがわからない。
*1 チーマー
なんでトラぶったかは覚えてないが、なぜか見知らぬ電話がかかってきた。
「若いもんをそっちに送ったからかくごしろ。」
電話はそう告げて切れた。
その後なんの音沙汰もない。
かわいい若い子なら大歓迎なんだけどな~。
深くかぶったツバが90度なキャップにボーラーシャツ。
びりびり破れたジーンズにスエードのブーツ。
勝手にかっこいいと思っていたけど、
人ごみの前に立つとなぜか、モーゼの十戒のごとく人が左右に
分かれて道ができてく。なぜだろう?
この頃から、髭を伸ばし始めると
あ~ら不思議なことに絡まれなくなりました。
あ、髭は、ファッションではなくて、かみそり負けがひどいので、
時々しか剃れないからなので。
昔々のお話です。
めでたしめでたし。

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