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震災、原発、節電、放射性牛の話題で日本のマスコミは騒いでいますが、実は世界ではすごいことになろうとしています。

米国債、格下げ検討…デフォルトの恐れも（2011年7月14日14時08分 読売新聞）

海外のニュースではもっぱらアメリカのデフォルトについて議論が続いていますが日本のテレビマスコミはほとんど 報じないのが現状です。
デフォルトって何？って人に。日本語では債務不履行、いわゆる国の破産宣告です。
最近ではギリシャがその危機に直面しています。過去にはアルゼンチンや、エクアドル、また1997年には韓国がデフォルトしたときIMF(世界通貨機構)におせわになり日本が100億ドルほど融資して復活したこともあります。 (韓国人はおそらく知らないでしょう。しかも借りた金を返してない)

昨日ついに対ドルに対し円が78円台にのりました。
震災で大変国力が下がっている円がなぜ買われ円高になるのか？
それは、アメリカの通貨ドルに対する信用がないからです。アメリカの通貨はドルです。また、ドルは世界の基軸通貨であります。円もユーロも基軸通貨です。
基軸通貨とは持っていても価値がなくならないだろう信頼のがある通貨ということです。ユーロはギリシャの金融不安で大きな信用を欠いています。だから円がかわれるのです。

アメリカは現状日本以上に借金漬けであり、なんとか延命措置を行っている真っ最中。仮に、アメリカがデフォルト宣言をすれば、世界の基軸通貨であるドルが暴落する->価値をなくすということです。
この話はかなり前から言われていたことですが、延命延命をくりかえしついに今年8月2日にデフォルト宣言するんじゃないかな？と世界のメディアで言われています。デフォルトなんてブラフだ！と言われていましたが、なんか最近状況がじわじわ変わってきてるようで。。。
デフォルトに追い込みたい米共和党となんとしても避けたいオバマ大統領の間で意見が違うようですが、どうなっていくのでしょう？

まず、お金とは？
通貨、お金とはその国の金の保有量とも言われていますが本当のところ信頼の尺度です。
皆が通貨に対して価値が存在すると考えているから貨幣として流通でき取引が成立するのです。
ではお金は誰が作り出しているのか？
日本の円で言えば日本銀行券を発行する日本銀行です。日本銀行は国の機関ではありません。NTTやJRといった一般企業体です。銀行の銀行という立場です。でも日本の企業です。

ではドルはどうでしょう？
そもそも、アメリカの中央銀行というものは存在しません。FRB(連邦準備銀行)というアメリカ以外の資本のたくさん入った一般企業が発行しています。
アメリカ人はみな海外の企業であるFRBから借金しているのです。
今回のデフォルトは、この借金が返せなくなっていることが原因です。

アメリカがデフォルト宣言すれば、世界ドルが価値を失い、アメリカの資金がなくなりますが、借金も消えてなくなります。株でも会社が倒産すれば株価が0になるのと同じことです。
そうなれば。。。。
前回の世界大戦は世界同時株安が引き金と言われています。基軸通貨の一つであるドルが価値を 失えば、当然日本の持っているドルも紙切れとなります。
今一番ドルを持っているのはおそらく中国でしょう。これは脅しに使っているのが実情です。ドルを売り浴びせればアメリカは一溜まりもない状態なのです。なのでもうアメリカはドルを棄てる時期に来ていると考えているのです。
よく出る噂にアメロという通貨があります。あくまで表向きには流通していない通貨であり噂だ！という人もいますが、アメリカはドルを捨てたあとアメロを基軸通貨としようとしているフシが数年前よりあります。すでに中国にはアメロ通貨が渡されているとも。。。ドルをアメロに切り替えるのはいわゆるデノミ政策です。最近では北朝鮮が無理やりやって大失敗したやつです。
国民のタンス貯金も、銀行預金も国の借金も全部無くすのが目的です。
ま、噂はさておき、アメリカが本当にデフォルトに踏み切れば、世界は大混乱、リーマンショックの比ではない影響が出てきます。日本の輸出産業は壊滅的になり、金融不安がおこり株価もどうなることやら。

ただでさえ疲弊しきっている今の日本を金融危機という楔を打ち込まれもつのでしょうか？
今の菅内閣いや、民主党政治では確実にダメでしょう。
それでも、何もしなく平穏にやっていけると思われかどうか、自分には関係ないと思っている方も多いでしょう。
正直8月2日 にアメリカのデフォルト宣言が行われるかどうは不明です。再延期もありえます。回避法などはまー通貨を捨てて「金(きん)」を買うぐらいでしょうか？その金も最近値が上がってるようで。アメリカは今日から「ドッド・フランク法」なる法律で金、銀の店頭販売が禁止されたようで、デフォルトの可能性は状況証拠が色々でてきて確実視されてきてます。まー、そろそろ気持ちの準備をしておいたほうがいいかもしれませんね。放射性物質と違いこの問題は「直ちに影響のでる」問題の話です。

アホ総理が分かりきったことをテレビで演説してる前に、世界経済や世界の軍事緊張についてコメントをしたことがない今のこの国は、バラマキ手当と役人天国のせいで確実にデフォルトに一歩一歩近付いていることにもう少し危機感を抱いたほうがいいと思う今日この頃です。

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