かれこれ10数年前。
その当時私はシステム会社に務めていた。
急に決まった某大手ビール工場への出向。
ホップの臭いに鼻がやられそうになりながら、ビール工場で呼ばれた理由を聞いた。
どうやら、ビール醸造システムというのがあって、ビールの作業工程をすべて管理する大規模なプロジェクトに現地採用という形で招集されたらしい。
私以外のメンバーは東京、埼玉、横浜、群馬などの関東圏メンバーと中国人。
仕事の元請けは某三菱電機。
どうやら、当時始まりかけていた、中国へのアウトソーシングで失敗したらしい。
で、急遽、現地でシステムの手直し。そのプロジェクトを現地であるビール工場で制作という運びらしかった。
そもそも、中国で作っていたものをこんな大人数で修正せにゃアカンのか腑に落ちない。しかも現地で。
説明してくれと言うと、一本のプログラムを見ればわかると。
んーボタンもついてるし、帳票も出そうな雰囲気。ではポチッとな。
何も起こらない。プログラムのソースコードを覗いてみてみる。
何も無い。そこにはあるはずのプログラムコードが一切ない。
でも、画面はある。表示は出ている。いわゆるハリボテ。
で?
担当に聞いても訳がわからないと。納品されたものらしいが95%がハリボテ。
今思うと、北京オリンピックの片鱗を見たというところだろうか。
現地駐留の中国人に話を聞くと、知らぬ存ぜぬで通す様子。
その割に、雑談にはよく応じる。
「上海は24時間バスが止まらない。いつでも帰れる。残業しても大丈夫。」
なんで、残業できるのにハリボテなのか?
「この食品は中国にしかないすごく美味しい。たべてみるか?」
いや、怪しんでやめときます。
「日本人は真面目。納期までに仕事をちゃんとするね。」
殴ってやろうか。
その後、プロジェクトは有志の元完遂した。
で、話は変わり某オムロンへの出向中、中国内地工場への股出向の話もあったが、社員の人から
「停電が多いから電気が消えると泥棒が出る」とか
「米は炊いてあっても洗わないと食えない」とか
「電話はほとんど通じない。衛星電話の手配をしたほうがいい」とか
「時々暴動が起きるから気をつけろ」とか
散々脅され、私が中国に行くことはなくなった。
そのかわり、また、日本で中国人と仕事をするはめに。
もう疲れたので詳細は省くが、その中国人もいわゆる中国人でした。
その後、中国は急成長。証券会社に務める友人たちは軒並み中国株を買えとせまってくる。
で、案の定、中国発の全世界同時株安で、全員死亡。
北京オリンピックと上海万博で盛り上がりを見せる中国はリーマンショックももろともせず急成長。
今に至るということでしょうか。
ずっと中国を見てると、共通する部分が見えてくる。
すべてがハリボテ。
中国内で何が起こっていようと、何を言われようと、体裁だけを整えてきた中国。
中国の軍事費が年間日本の2,5倍とマスコミが恐怖心を煽っているが、国土の大きさや、隣接する国境の長さ、防衛に特化した自衛隊と比べるって….。
昨今、世界的に広めた毒入り食品、ネギ関税にSK2事件、WTOの警告無視、特許無視のやりたい放題、為替操作、で尖閣諸島の問題。
正直、中国人と世間話をするのは比較的楽しい。でも、一緒には仕事はしたくない。
唯我独尊と言えば聞こえがいいが、まさに中国人のメンタリティーは自己中心であり、周りへの協調性などはないに等しいと個人的には思う。儒教の誤った解釈を繰り返し、中華思想を推し進めようとするこれからの中国に同調してくれる国や人がいるのか疑わしい限りである。
とりあえず、上海万博までのハリボテは成功したが、これから中身が共わない経済でどれだけ発展していけるのか甚だ疑問である。
世界の均衡が取れていない原因に中国を上げる国が増えてきた。
このまま安い労働力と固定相場だけの中国に依存する危うさを世界が知れば、中国の共産党体制も崩壊するのではなかろうか。それに伴い、軍事衝突が各地で起こる可能性もゼロではない。
にしても、輸入規制をかけたレアアースと言われる希少元素。停止から代替物質を10日で作ってしまう日本の技術差が他国とのレベルの違いを見せつけた気がした。別段レアアースの輸出が止まってアタフタしてるのは政治家だけのようである。
でもそんなこと、与党民主党官邸が知ってるわけないんだね~
ビビりすぎ!!みんな怒ってます。
仙石の更迭、総選挙が早まったかな~??
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