かかしコレクション

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田舎には田舎の面白みというものがあり、気にかけなければ、そのまま風景的に見落としてしまうものたくさんある。
ここ数年の自身のマイブーム(これも死語)が街頭のまがい物キャラたちを見つけることである。
このブームは田舎に限ったことではないが、主に田舎、しかも、ド田舎に多く埋蔵されていることが多い。
田舎には著作権というものがない。実質的に被害をこうむるものもいない。お上の目が届かない。しかもニュアンスは伝わるが伝播の状態が悪いのか本物と若干差異がある。
いままで、たくさんのまがい物キャラをカメラでシューティングしてきたが、残念なことに保存していたHDDがぶっ飛んでしまい落胆の途についていたのだが、心機一転!
とりあえず通勤路でいつも気になっていた、アバレンジャーレッド(※1)かかし (たぶん)。
おそらく、製作者にとっても秀作なのであろう、田んぼのほうには向かず車道に向かって万歳しているところに心打たれた。
赤で着色した学童用ヘルメット着用、手には鉄砲かナイフらしきものを装備。
素材は主に木製で、股間のところの皮がむけており、年期を感じさせられる。
かかしは本来季節物だが、このかかしは年中立っている。

※1 爆竜戦隊アバレンジャ 参照、手に持っているのはアバレレイザーというらしい。

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お馬鹿な超職人 (なんでも作るよ。)

なんでも作るよ。
凡人は思いつくけど、作れない。
職人は作れはするけど、馬鹿にはなれない。
職人なんだけど、お馬鹿な人を拙者はこう呼ぶ。
超職人
やはり技術レベルの高い人が発想を形にすると、見ている人に感動を与えることができるんですね~。
私的には、チンクチェント + キャタピラ = チンクタンクってにワロタ。
ビデオにもっとワロタ(記事下参照)
テリー・ギリアム好きな私としては、美術センスにも感動。
あと、巨大ロボットも作ってるらしい。
更新が楽しみ!

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7月15日は記念日(らしい)

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日。
というフレーズが一世を風靡したのが10数年前。
それからさらに5年ほど前、
その当時は、伝統的なかくれんぼやザリガニつり、ままごとなどが、まだまだ子供の遊びとして幅を利かせているそんなアナログ一辺倒な時代。
奴は突然やってきた。
そのハイテックな響き、
ピコピコという電子音、
テレビにつなげるだけで見たこともないような世界へいざなってくれる新しい道具。
ファミリーコンピューターとの出会いである。
その当時は今ほどビデオなども普及してなく、ど~してもとっておきたい番組はアナログカセットテープで音声のみ記録してた、そんな時代であった。いや、少なくとも家の近所はそういう情勢だった。
あの衝撃は、おそらく力道山を街頭テレビで見ていた頃の少年たちと同じ心境だったと勝手に思っている。
なにせ、ファミリーのコンピューターなのである。
マイ・コンピュータ=マイコンといい始めたのもこの少し前頃である。(※1)
確かに、ゲームウォッチや、電子野球盤、奴が出てくる前にその兆候がすでにあったのは確かである。
しかしながら、ド田舎なうえ貧乏な連中にそんなものを持ってる奴もなく、たとえ持っていたとしてもドラえもんのスネオ的扱いしかして貰えないのが常であった。
当然、ファミコンなど言語道断であり、当方の家もあるわけがない、あるはずがない代物なのである。
しかしながら、私もその魅力にご多分に漏れずとり付かれ、放課後、4キロある通学路を瀬古(※2)さながらに猛スピードで走りぬけ、自宅から3キロ先にある同級生の家までチャリンコをぶっ飛ばして申し訳なさそうにさせてもらっていたのである。(※3)
そのときのお気に入りは、タイトルは覚えてないが、なんだかハンマーを持った二頭身のおじさんが階段をバンバン壊していくようなゲームだった。(その後、そのおじさんにマリオという名前がついた。)
一時間ほどワーワーいいながら熱中していると、いつものことだが、その家のお母さんからふすま隔てた向こう側からいやみなゲキを飛ばし始める。
その忠告も聞かずワーワー続けていると、突然の停電となり、「もはやこれまで」とばかり、また3キロぶっ飛ばして家路に着くのである。
今考えると、あの停電は京都のブブズケと同じ意であったと、今この瞬間に気づく夏の夕暮れ。
つづく
※1 マイコン自体死語ですが。コンピュータを所有すること、もしくはアマチュアが扱うそれ相当のものの意。現在ではパソコン。もしくは単にコンピュータ。
※2 瀬古利彦:元マラソンのオリンピック選手で陸上指導者だが、高橋尚子同様なんとなーくツイテナイ人であった。
※3 つまり学校から1キロのところにある友人宅。そんなのわかるって?いやいや、注釈が入れたくて入れたのです。

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バ、バナーを作ってみました。

僭越ながらリンク用のバナーを作りました。
もし!、仮に、仮にですよ、貴方様のサイトから当方へリンクを張っていただけるようなことがあれば、ぜひともお使いください。
当ブログはリンクフリーです。
ただし、リンクする価値があるかどうかは保障いたしかねますので、ご了承ください。
また、リンクフリーですが、コメントに何か一筆書いていただけると、うれしさひとしおでございます。

バナー1


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※バナーこうこく 【バナー広告】
〔バナー(banner)は旗・横断幕の意〕
(1)POP 広告分野における旗広告。紙やプラスチックで長方形や半円形に作ったもの。
(2)インターネットのホームページ上の帯状の広告。クリックすることで広告主のホームページへリンクしてより詳しい情報を得ることができる。

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これは気持ち悪いぞ~

SwampA2.gif北岡明佳の錯視のページ
目の錯覚を利用したいわゆるだまし絵。
先生!動いてない絵が動いてるように見えます!
あんまり見てると吐くかも知れないので気をつけてください。
「おい、こら、うごかねーじゃねーか!」
と言われる方は、絵をじっと見るのではなく、絵の外周をぐるぐるっと見てみてください。
気持ち良くなること、受け合いです!
ん~、印刷してトイレの壁に貼っとくのも良いかも。

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TOKYO山手異臭騒ぎ

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えらく古い話なのですが…。
4年ほど前に出張で山手線に乗っていたときの話。
 その車両は乗車してすぐにいつもの車両とは明らかに違う趣があった。
午後のラッシュ前、すでに車内は混雑し多くの人がつり革につかまっている。
しかし、長いすには一人の中年女性と年のころが20歳前後の若い女性の二人だけ。
おもむろにあいている若い女性の隣に鎮座したとき、私はこの異常な雰囲気を身を持って理解した。
悪臭。
鼻を突くようなその臭いがどこから漂ってくるのかわからない。
真冬の密閉された車内には暖房の熱風が舞い、刺臭を拡散する。
もしかすると臭いの原因が自分かと思い、己の体中を嗅いで見る。
と、周囲に目をやると同じ様な行動をしている人が多くいるのに気付く。
ふと横に座っている女性に目をやる。その先の中年女性と目が合う。
その中年女性はその視線で、若い女子へと合図を送ってくる。
少し中国系、綺麗な顔立ち。幼さを残した横顔。彼女は少しも動じていない。
むしろまっすぐな目線で外の様子を観察している。
手には留学生だろうか、参考書らしきものと大学ノートとビニール袋。
ビニール袋?
気付くと車両のすべての人間が恐怖におびえながらそのビニール袋を見つめている。
電車、ラッシュ、ビニール袋。
あの事件から少しばかり時間はたっているが、逆にその時間の流れがいらぬ想像を掻き立てる。
否応なしに自分の動悸が早くなるのを感じる。
しかし誰もその女性に声をかけようとするものはいない。
決定的な証拠がない。自分に言い聞かせた。
車両は止まりホームから乗客が飛び乗ってくる。
「うわ!」
新しい乗客はそう叫んで別の車両に逃げるように去っていく。
手には多量の汗。
死ぬのか?
車両すべての人がそう感じているはず。そんな思いが全身を貫く。
額から冷たい汗の筋が数本、流れ来るのを感じた。
列車は平然と次の駅へと停車する。
突然、緊迫した車両をよそに、彼女は席を立ち何事もなかったように下車していく。
安堵の雰囲気がどっと広がる。
関を切ったように隣の中年女性が擦り寄ってくる。
あの子臭かったわよねー。もしかしたら…。私駅員さん呼んでくるわ。
そういってホームの駅員を捕まえ、手を振りながら興奮した口調で状況を報告しているのが見えた。
車両中はざわめき始め、口々に異臭の原因を論じている。
吐き気を催している者までいる。
私は、恐怖のあまり、少しの間動けなかった。
その後、私は死の影におびえながら4年の年月が経った。

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辛くて辛い。

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「辛くて辛い」
あなたはなんと読むだろうか?
もし私が社会の濁流にももまれずノホホンぷ~んと学生生活なんか送っちゃったりなんかしてれば、
「カラクてカライ」
と読んでしまいがちだ。
しかし、人生と言う名の濁流に揉まれに揉まれた今の私には、
「つらくてつらい」
と読めてしまう。
そう、泣き言だが、人生は辛いものなのだ。
ま、私の場合、得てして己から辛いところに飛び込んでいる感はあるが。
いいの、ツライってかっこよく言わせてください。
最近、おしどり夫婦を起用して来た某カレールーのCMのキャッチでは、
「辛いが幸せ」
などとのたまわれているが、
「ツライがシアワセ」
ん~、なるほど深い。
ま、別に「カラクてツラ」くても
「ツラクてカラ」くてもどうでもいいのだが。
ところで先生、反省の色は何色なんですか?

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国土情報ウェブマッピングシステム

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国土情報ウェブマッピングシステム
国土交通省 国土情報ウェブマッピングシステムはちょっと面白い。
昭和49年度から平成2年度にかけての全国の空撮画像が検索できる。
また、400dpiの高解像度の写真も閲覧できるので家一軒一軒まで識別できる。
まだ試験運用中ということなのだが、通信速度的に少々問題がるのでゆっくり構えてみてちょうだい。
左の写真は昭和49年当時の実家の上空である。30年前と現在とさほど様子が変わってない。
昔の通学路を思い出しながらノスタルジックな思いに浸るのもまた一興。
いまさらだが、私の住んでるところはやはりド田舎なのである。

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アニメ 十二国記

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最近、いい年こいてアニメをよく見るようになってしまった。
しかし、最近の日本アニメはすばらしい。CGバリバリのくだらないアメリカ映画を見るより価値がある。
といことで今週土日は、家を一歩も出ずアニメ 十二国記を見たのである。
(選挙は行きましたが)
アニメ 十二国記とは某NHKで放映された三国志風ファンタジーアニメである。
知り合いがDVDを貸してくれるというのでとりあえず借りてみる。
お目目きらきらキャラや変な怪物キャラがいっぱい出てくるアニメというのであまり乗り気ではなかったが、見始めるとこれが止まらない。
細かい世界観や複雑な舞台設定。個性のはっきりした各キャラクター。
それだけならただのオタク系アニメと思いさほどはまらなかっただろうが、
そこには人の生きるべき知恵が詰まっていた。
あえて、内容については書かないが。
人の汚さや、その割り切り方。考え方をといている。
このアニメがターゲットとするのは中学生から高校生あたりの学生なのかもしれないが、これはぜひ人間関係にあえいでいる人、特に微妙な時期である30代前後の方にもお勧めする。
舞台こそ異次元のファンタジーではあるが内容としては現世の中で起こる、裏切りやねたみ、他者への配慮や組織の統率。いろんな意味で誰もがぶち当たる事例をうまく物語の中に取り込んでいる。
原作は小説らしいがおそらく原作者もしくは脚本家自身いろんな経験、思いをもってつづったものであろうと思いがした。久々に感動を感じることができた。
しかしながら、全45話 x 30分、実に22時間半、また設定上の名称や仕組みが複雑であるので理解するだけでも一苦労である。見てみたいという方はぜひゆっくりと時間をかけて見ることをおすすめる。
それを一気に見た私は疲労困憊である。そんな見かたは「シロウトニハオススメデキナイ」のである。

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記念にポンジュース

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先日、会社帰りにタバコと飲み物を買いにコンビニにたちよった。
店内には数人の若者たちがたむろしていたが、雑然とした雰囲気の中、不可思議なカップルを見かける。
男は50歳前後、女は20代後半。
親子に見えなくはないが、妙に男のほうがソワソワとし、女は堂々と構えている。
そのコンビニの場所はラブホテルの前。
そういうことだと思い、目をそらし冷蔵庫の前で悩んでいると、そのカップルは私の後ろにたった。
「何がいいの」と女。
「何でもいいよ、量があれば」と男。
「じゃ、今日は記念日だからポンジュースね」
私はその言葉に動きを止めた。
記念日にポンジュース。愛媛出身だろうか?
私の心は錯そうする。愛媛では給食にポンジュースがでるというし、どこの家庭でもみかんを箱買するらしいほど無類のみかん好きと聞く。だから、誕生日などの記念日もみかんなのか?と。
いや、あくまで愛媛出身というのは私の憶測の域をでない。
ではなぜ記念日にポンジュース?いや、そもそも何の記念日なのか?
我に返り、コーヒーを手にレジに向かうと、その二人はうな重とポンジュースを手に私の前に並んだ。
うな重とポンジュース。やはりそういうことか。うなぎは、夏バテや疲労などに効果がある滋養強壮の代名詞的食品である。記念日とはすなわちそういうことなのだ。
いや、私のかってな想像で二人の関係を断言できない。もしかすると親子かもしれないのだ。
でも、「記念日だからポンジュース」
私の心に柑橘系な甘酸っぱい疑問を残し、二人は夜の闇へと消えていった。
トリビアねたは以下参照。↓

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